第63回東京海洋大学海王祭が2023年6月3日(土)、4日(日)に越中島キャンパスで4年ぶりに開催されました。調査研究船「やよい」やカッターの試乗会、明治丸や百周年記念資料館の見学、江戸木造和船細工師の中山幸雄氏による大江戸和船文化展などがありました。
6月3日(土)14時からは、第48回大佛次郎賞を受賞した「暁の宇品」の著者である、堀川惠子氏の講演もありました。アメリカは原爆投下の候補地として広島を第一候補としていたのは、海軍基地の呉があるからではなく、陸軍の前線補給基地の宇品があるからでした。
原爆投下後は、宇品の部隊が上陸用舟艇を使って広島の川を遡り、直ちに復旧救援活動を行なったため、水道、鉄道など復旧は著しかった。当然、放射能により多くの被曝被害者を出す結果となったが。