水彩サロン2023年秋学期第3回は11月19日(日)14時から16時まで森下文化センターで、第2回に続き國學院大學兼任講師の伊藤高雄さんによる、「万葉集 東歌の世界」後編と題してのお話でした。亀戸の歴史を歩いた話、前回質問があった吾妻橋の由来に関する話、長野県下伊那郡阿南町新野の盆踊りの映像を見て生きている歌の世界、文化は継承されつつ変化することなど教えていただきました。後半には万葉集から東歌、防人歌をとりあげて解説してくださいました。そこに登場するのは男女の恋の歌が多くみられます。

 成瀬巳喜男監督の映画「鰯雲」や和田傳の小説「山の奥へ」の紹介があり、淡島千景の魅力と、戦後の農村の様子、また機械文明により農村でも歌が唄われなくなる、などについて話をしてくださいました。

今回は32名の参加がありました。今学期はこれで終了です。また来年も5月から実施する予定ですので、皆様是非ご参加ください。